back(作者別  作品別
作品名 DRUG-ON(ドラゴン)
作者 斎藤岬
ジャンル ファンタジー
連載誌 コミックバーズ(連載中)
評価 総合:★★★☆
画力:★★★★
ストーリー:★★★☆
キャラクター:★★★☆
所有歴 4巻まで所有(全巻)
(ストーリー)
comming soon 

冬目景作品と同じく、コミックバーズというマイナー誌で連載中の作品。レビューサイトやアマゾンでの評価が比較的高かったのと、絵が綺麗(表紙で判断)な事、そして何よりまだ巻数が少ないってことで買ってみました。

主(マスター)とその従者、魔物?を狩る、(恐らく)四大元素に基づく特殊能力・・・特に目新しい設定ではないです。ファンタジーの王道といってもエエでしょう。
中身は、先ず何の説明もなくポンポンとキャラが出てきたり話が進んだりして、最初は筋が見えません。話(巻)が進むにつれて、それらが語られていくタイプの作風です。で、4巻現在、まだ物語(舞台を含めて)の全容が分かりません。まぁ先が楽しみといえばそうなんですが。

画力は相当に高いと思いますが、アクションシーンに迫力があまり感じられないです。動きが少ないし、あとキャラの表情も若干乏しい気がします。恐らく、作風が設定に合ってないんでしょう。作者は女性ですが、こういったファンタジーではなく、ラブストーリーとかその辺りが合うんじゃないかな、と。
が、決して致命的欠点とまではいかず、十分及第点です。

★3つ半という評価ですが、今後伸びる可能性は高いです。
記事最終更新:2008/10/12
















back(作者別  作品別
作品名 ぼくんち
作者 西原理恵子
ジャンル ヒューマンドラマ?
連載誌 ビックコミックスピリッツ
評価 総合:★★★★
画力:★★★☆
ストーリー:★★★★
キャラクター:★★★★★
所有歴 全巻所有(全3巻)
(ストーリー)
「ぼくのすんでいるところは 山と海しかないしずかな町で―はしに行くとどんどん貧乏になる。そのいちばんはしっこが ぼくの家だ―」
腹違いの兄、一太。突然現れた、美しくてやさしい年の離れた姉、神子(かのこ)。そして「ぼく」、二太。
クスリを売る。体を売る。金を貸す。とりたてる。この町の多くの大人たちは、そんなふうにして生きている。 
神子ねえちゃんは言う。「泣いたらハラがふくれるかあ。泣いてるヒマがあったら、笑ええ!!」。ヤク中の父を亡くしたばかりの少女は、うまく泣くことさえできずに、不思議そうにこう言う。「息するたびにな、ノドの奥に小石みたいのがたまるんよ。食い物の味わからへん」
むき出しの現実を見ながら、幼い心にいくつもの決意を刻んで「ぼく」は成長していく。 

実はですね、この作者の作品って「まあじゃんほうろうき」しか知らなかったんですよ。あと、すんげぇ独特な絵を描く人って事くらい。「ぼくんち」っていうタイトル自体は何となく聞いたことあるってレベルで、内容も知らなきゃ前述の様に作者も知らなかったです。
んで、レビューサイトを見ると、これがまたかなりの高評価。しかも「泣ける」という意見が多数。全3巻ってこともあり、そんなら見てみよう、と。

で、正直な感想を言うと、ちょいと
期待し過ぎた感じはありましたが、んでも評判通りウルッとくる作品ではありました。
可愛いといえば可愛いけど、ぶっちゃけなんとも表現し難い絵柄で、1話が2ページ(見開き)という、超ショートストーリーが淡々と積み重ねられていきます。中身は絵柄に反して
かなりブルー入る話のオンパレード。暴力・ドラッグ・売春etc ホントに底辺のそのまた底辺で、だけど逞しく生きてる人たちが描かれてます。ここまでくると、逆にあの絵柄でよかった、と。そして、皆が明るい。

内容は、一太・二太・かのこ の3人姉弟が逞しく生きてる様子を描いた、ある種絵日記的なもの。各話は、二太(多分メインの主人公)と、その兄の一太の目線で描かれてますが、時々その他のキャラ(こういちくんとか)の目線でも描かれます。何かしらの出来事があり、その顛末を経て、「○○なんだなぁ」と思いにふける、そんな形。
で、その出来事ってのが尋常じゃなく酷いもので。中には笑えるエピソードもあるんですが、大半は実際シャレんならん感じ。それでも救いってのはあるもんで、(目線が一太、二太ってのもあると思うけど)かのこ姉ちゃんがすんげぇエエ人。そして強い人。セリフの1つ1つが優しくて(言葉遣いって意味じゃなく)、暖かくて、とにかくエエ人なんです。
あと、こういちくん。やってることはメチャクチャやけど、所々で「根っこはエエ人なんやなぁ」ってのが分かってきます。特にこういちくんの姉ちゃんが死んだ時は、涙腺全開でしたね

全3巻やし、1話1話も短いし、手軽に読めるのもエエんじゃないでしょうか。
記事最終更新:2008/2/28
















back(作者別  作品別
作品名 まあじゃんほうろうき
作者 西原理恵子
ジャンル 麻雀
連載誌 近代麻雀ゴールド
評価 総合:★★★★
画力:★★★☆
ストーリー:★★★★
キャラクター:★★★★★
所有歴 全巻所有(全4巻)
(ストーリー)
麻雀を全く知らないサイバラさん。そんな彼女に麻雀雑誌での連載話が舞い込んだ。仕方がないので友達に麻雀を教えて貰う・・・が、インチキルールを教え込まれたり、その亀の如く遅い上達を遥か上回るスピードでレートが上昇したり、メンツがプロだらけになったりと、にっちもさっちもいかなくなるサイバラさん。
果たして彼女に明日はあるの・・・か? 

個人的には西原さんの代表作と思ってます。なんというか、爆裂してます

西原さんの(麻雀に対して)無知故の奇妙キテレツな言動がネタで、そのトンデモな内容が笑えるんですが、そのネタのどの辺が変なのか、なぜ面白いのかってのは麻雀を知らなきゃ分かりません。加えて麻雀雑誌での連載だけあって、そこらの初歩的な補足説明は一切ありません。

また、2巻以降は流石に西原さんも麻雀を覚え(符計算は無理みたいですが)、麻雀に関する奇怪な言動は少なくなりますが、代わりに「人として(道徳的に、倫理的に)どうよ?」というある意味ギリギリなネタが増えます。そこらを笑い飛ばすことが出来るかが鍵ですね。
そんな感じなので、読者を選ぶ作品ではあります。

また、各巻のページの隅にパラパラマンガがあります。暇な時にパラパラっとやるのもまた一興かと。
記事最終更新:2008/3/31
















back(作者別  作品別
作品名 愛をください
作者 坂辺周一
ジャンル ヒューマンドラマ?
連載誌
評価 総合:★★★☆
画力:★★★★
ストーリー:★★★☆
キャラクター:★★★
所有歴 全巻所有(全1巻)、その後オークションにて売却
(ストーリー)
-----(どう書いてエエか分かりません)

1話完結の短編集みたいなもんです。
元々、「レイプ」を見てこの作者を知り、「ドメスティック」などを含めてセット購入しました。

各話とも、主人公が「愛」(家族愛であったり、異性への愛であったり)に飢えてるという、タイトル通りの設定です。ですが、ハッピーエンドで終わるのかと言われれば、これがまたビミョーな展開だったりして・・・ただ、3大犯罪作品に比べると随分マシです。
登場人物にも
特に惹きつけるモノがなく、ホントにアッサリと読み終わりました。

絵の方は(女性キャラは)上手いです。写実とデフォルメの中間というか、大人向けマンガ雑誌によくある画風というか、上手い表現が見つかりませんが、そんな感じです。ハイ。
記事最終更新:2007/12/30
















back(作者別  作品別
作品名 TABOO〜人妻編〜
作者 坂辺周一
ジャンル ヒューマンドラマ?
連載誌
評価 総合:★★★
画力:★★★★
ストーリー:★★☆
キャラクター:★★★
所有歴 全巻所有(全1巻)、その後オークションにて売却
(ストーリー)
-----(良く分かりません)

これも短編集。セット購入の中に入ってたものです。

題名の通り、いわゆる不倫がメインの話です。それも愛云々ではなく、基本的に身体の関係のみ。心は夫なのに身体は・・・みたいな。わーい、
書いててハズい

てことで、性描写が当然のようにありますが、別にアダルトコミックではないので控えめ。まぁ大人マンガです。

絵の方は一緒、女性描写は上手いですが、男性描写はそれほど、って感じです。そんなんなので相変わらずキャラへの感情移入など皆無で、
さほど魅力が感じられません
ま、個人的にあまり好きなテーマではないってのもありますが。
記事最終更新:2007/12/30
















back(作者別  作品別
作品名 罪の扉
作者 坂辺周一
ジャンル ヒューマンドラマ?
連載誌
評価 総合:★★★☆
画力:★★★★
ストーリー:★★★☆
キャラクター:★★★
所有歴 全巻所有(全1巻)、その後オークションにて売却
(ストーリー)
-----(書き難いです)

これまた短編集ですが、メインキャラ同一のオムニバスです。
総合評価は形の上では「愛をください」と同じですが、実際はそれよりも若干評価は高いです。多分、基本がハッピーエンドストーリーだからでしょう。

メインキャラというのがカバーに描かれてる女性(名前は知らん)で、各話の主人公となる人物は(大体不可抗力とかで)何らかの罪を犯してしまい、後悔します。んでこの女性が現れて助けるんですが、罪を償うとかそんなんではなく、過去(罪を犯す前)に時間を戻し、過ちを回避させるという結末です。これが全話共通。
ちょっとファンタジー入ってるかな?

相変わらず、絵は上手いが
魅力に欠ける感じです。話の結末に救われたかな、と。
記事最終更新:2007/12/30
















back(作者別  作品別
作品名 ティッシュ。
作者 坂辺周一
ジャンル サスペンス?(犯罪)
連載誌 COMICボナンザ→リイドコミック(COMICボナンザ休刊の為)
評価 総合:★★★
画力:★★★★
ストーリー:★★☆
キャラクター:★★★
所有歴 全巻所有(全2巻)、その後オークションにて売却
(ストーリー)
母親の再婚により幸せな家庭・家族が出来るはずだった・・・しかし、義兄の異常な行動に悩まされる主人公。親に言っても取り合ってもらえず、その内義兄の行動はエスカレートしていき・・・

犯罪がテーマの重苦しい作品です。「ドメスティック」「レイプ」と並ぶ3大犯罪作品の1つ。
ちなみに3大犯罪作品ってのは、僕が勝手に命名しました。

主人公(女子高生)は母親と2人暮らしで、その母親が再婚。義父には大学生(やったかな?)の息子がいて、この義兄となる男がちょいと異常で(特に性的に)、主人公に対する行動が段々とエスカレートしていきます(勿論性的に)
母親に言っても最初は信じてもらえません。母親へも義兄の手が及んだ(つっても性的にではなく。基本的に義兄はロリなんでしょう)後は流石に信じてもらえましたが、肝心の義父は「息子に限って・・・」というベタなセリフを。そして幸せになるはずだった「家庭」「家族」が崩壊していきます。
正直、
キッツイ作品です。内容もそうですが、とにかく義兄がイタ過ぎる。こんなん実際におったら、そら怖いでしょうね。女の子は特に。

最後は何とか「家族の絆」を取り戻したと思うんですが。(義兄以外)
かろうじてハッピーエンドと言える結末でしょうか。
記事最終更新:2008/3/4
















back(作者別  作品別
作品名 ドメスティック
作者 坂辺周一
ジャンル サスペンス?(犯罪)
連載誌
評価 総合:★★★☆
画力:★★★★
ストーリー:★★★
キャラクター:★★★☆
所有歴 全巻所有(全5巻)、その後オークションにて売却
(ストーリー)
-----(よく憶えてません)

タイトルの通り、犯罪(虐待とか)がテーマです。これも「ティッシュ。」「レイプ」と並ぶ3大犯罪作品の1つ。

主人公(女性)に近付いてきて友達になった女は、実は主人公の異母姉妹(これはストーリー中盤以降で判明)。主人公は幸せな人生を送ってきたのに対し、この女は・・・んで、愛情を与えられず成長した為に屈折した性格になり主人公に復讐を(逆恨み)
この女(真先って名前)ってのがもう1人の主人公という位置付けになるんですが、
強烈です。色々と。
物語序盤で、「お、キーキャラ?」と思われた男性がサクッと死んでしまったのはビックリしました。これは実際は偶発的な不幸な事故なんですが、真先は元々この男を(自分の復讐には)邪魔と考えてましたんで、この事故は真先にとって大ラッキー、男の死を笑いながら復讐の計画を実行に。ちょっと引きますね、こんな女。
で、フェロモンが出てんのか知らんけど、次々と男を手玉に取り、そいつらを操り主人公を追い詰めていきます。挙句の果てには「邪魔だから」という理由で殺人までも。(直接手を下したわけではない所が悪女っぷりを強調させてます)

ラストでは、真先が事故(自業自得に近いもんがありますが)で障害を負い(記憶喪失と精神が幼児へ後退)、主人公は姉としてその女に愛情を注ぐ。んで、その女も「私、愛されてるんだね」などと幸せそうで・・・
主人公も被害こそありましたが、いわゆる性的暴行ってのは辛うじて免れたんで、まぁハッピーエンドといえばハッピーエンドでしょう。
記事最終更新:2007/12/30
















back(作者別  作品別
作品名 レイプ
作者 坂辺周一
ジャンル サスペンス?(犯罪)
連載誌 週刊漫画TIMES
評価 総合:★★☆
画力:★★★★
ストーリー:★★
キャラクター:★★★
所有歴 全巻所有(全3巻)、その後オークションにて売却
(ストーリー)
就職の為、地元を離れ上京した主人公・内田楓。ある不動産屋でアパートを契約するが、不振な出来事が相次ぐ。
世間では連続婦女強姦殺人事件が相次いでいた為、不安にかられる楓。アパートを仲介した不動産の御子柴が親身になってくれるが、実は・・・

ティッシュ。」「ドメスティック」と並ぶ、作者の3大犯罪作品の1つです。タイトル通りのテーマです。
帯の謳い文句(もう忘れた)がえらい気合入ってたのと、全3巻という比較的短い話だったので購入してみました。作者の作品で1番最初に読んだものです。
が、3作品の中で
最もムナクソ悪いストーリーで、最もムナクソ悪い結末を迎えてます。

連続強姦魔の正体は不動産屋の男。仲介してる物件の合鍵を使って部屋に侵入し・・・てな感じで、田舎から上京してきた主人公(まぁ当然女性)にその魔の手が伸びます。
主人公に手ぇ出してる間にも、男は次々と女性を襲いますが、これがまた酷いサイテーです
鬼畜です
んで、主人公への行動はエスカレートし、ストーキング、盗撮を経て監禁。当然主人公は精神的に大きなダメージを受けます。が、どこでどう間違ってそうなったのか、主人公は男にある種の共感?(正確には共感ではなく、幼児に対する母性愛みたいなもん?)を覚え、言ってみりゃ強姦ではなく和姦に。女性の立場からしてどうなんですかね?ありえへんと思うんやけども。
ラストでは助けられた主人公が・・・ん〜ネタバレになりますが、その男の子供を妊娠してて、
「愛の結晶」などと口走ってました。つっても、精神障害を負ってるっぽいので、あの和姦の時点で既に精神異常をきたしてた、とも言えなくもないんですが。
はてさて犯人は、というと、逃亡しようとした時に空港でバスに跳ねられ即死。なんじゃそりゃ。別に「生きて罪を償え」などとは言いません。むしろ死刑でしょう。が、死に方が納得いかない。

というわけで、最終的に
何が言いたい話なのかサッパリ分かりません。身近な知人が実は・・・なんてのはサイコ・サスペンスなんですが、この結末は何じゃい、と。消化不良です。

何度も書いてますが、全作品を通して女性キャラ絵的には綺麗です。(ヒジョーに似通ってますが) で、犯罪者(男)は実にムカつく描写をしてくれてます。

さぁ、
トラウママンガとしてどうですか?


***(2008.5.3追記)***
本屋でコイツの続編を見つけました・・・
本作のラストは上記の通りですが、この続編は、その生まれた子が主人公っぽいです。
見たのは2巻ですが、帯のアオリ文句に「父=連続暴行魔、母=その被害者」って書いてあったから・・・
ん〜、多少気になるけども買ってまでは見たくないし、多分見たら軽く鬱になる気がする・・・
記事最終更新:2008/5/3
















back(作者別  作品別
作品名 金田一少年の事件簿
作者 作画:さとうふみや / 原作:金成陽三郎 / 原案:天樹征丸
ジャンル 推理
連載誌 週刊少年マガジン(連載中?)
評価 総合:★★★
画力:★★★
ストーリー:★★★☆
キャラクター:★★★
所有歴 27巻+10冊所有(第1部 全37冊)、その後オークションにて売却
(ストーリー)
主人公・金田一一は普段は頼りない普通の高校生。だが、実はあの名探偵と言われた「金田一耕助」を祖父に持ち、IQ180という天才少年だった。
様々な事件に遭遇し、「じっちゃんの名にかけて」を決め台詞に、今日も事件を解決する・・・

推理小説をマンガ化した、ある意味画期的な作品です。以降、推理マンガは金田一に続けとばかりに他誌でも幾つか連載されましたが、商業的に成功したのはこの「金田一」とサンデーの「名探偵コナン」だけでしょう。ぶっちゃけ、僕はコナンの方がまだ好きです。(内容はともかく)
どうやら、現在は不定期連載されてるみたいで、完結はしてない模様。単行本は27巻まで出た後、新装版?として、各事件毎にまとめた形(Case1〜7、3・5・7が上下巻)で10冊発行され、第1部完となりました。その後何冊か出てるらしいんですが、よく知りません。興味ありません

基本は、狙い済ましたかのようなピンポイントで事件に出くわし(その後、高確率で連続殺人に発展)、すったもんだの末に「ジッチャンの名にかけて」推理を披露、見事事件を解決するというパターン。これは推理マンガという性質上、仕方ないことなんで、これにイチャモン付けるのは酷というものでしょう。
推理・トリックの方は、もちろんよく考えられたものもありますが(パクり疑惑はとりあえず置いといて)「どっちかって言うと
推測ちゃうの?」と思われるものや「イマジネーション」にまで及ぶもの、「こんなんでも証拠になんねや」と感心させられるものまで様々。まぁ素人ですんで。
(イマジネーションといえば、前述のコナンの方がもっと顕著ですが、こっちは設定からして既にファンタジー要素が入ってますんで、何しようが"そういうマンガ"なので良しとします)

物語は大雑把に言って「事件発生」と「解決(推理)」の2つの構成となりますが、その推理の披露がちょっと長い。もちっとチャキチャキ進めんかい!とツッコミ入れたくなります。んで、
「関係者全員集めて金田一君の推理独演会」→「犯人が過去・動機(ほぼ仇討ち)をぶちまける」→「"こんなことしても○○は喜ばない"と金田一君が熱く説得」→「犯人泣きながら改心、警察連行」→「事件解決(ハッピーエンド)」
という流れなんですが、ほぼ全てこうなので
ワンパターンと言わざるを得ません
ついでにいうと、この作品の殆どは上記のパターン通り、「犯人は仇討ちの為に凶行に及ぶが最後に改心、罪を償う」という終わり方です。まぁ極初期には単なる保身の為に・・・って犯人もいましたが。で、金田一君が熱く説得するんですが、「いかなる理由があろうとも、人を殺めることなかれ」ということなんでしょう。正しい事だと思います。人を傷付けるなんて良く無い事、全くもってその通り。だけど、不思議なことにどうしても
「正義の押し売り」にしか聞こえないんです。殺人を肯定するつもりはさらさらないんですが。

現在の犯罪では低年齢化が進み「マンガ・アニメの影響」というのが無視出来なくなってるようです。残酷な描写を制限したり、悪影響を考慮してTV放送を中止したり(それはちゃうやろ、というのもありますが)。こういった背景や、少年誌での連載(=読者が低年齢層)を考えると、この様なネームにならざるを得ない、ということでしょうかね。
この辺りは、話が膨らみ過ぎる気がするので置いときましょう。

あと、ついでに絵ですが、キャラの描き分け等を見ても
上手いとは思いません。見易いとは思いますけど。
記事最終更新:2007/12/30
















back(作者別  作品別
作品名 頭文字D
作者 しげの秀一
ジャンル
連載誌 週刊ヤングマガジン(連載中)
評価 総合:★★★
画力:★★★☆
ストーリー:★★★
キャラクター:★★★
所有歴 25巻程度まで集めてオークションにて売却
(ストーリー)
早朝、1台の車が秋名山を疾走する。「藤原とうふ店」と書かれたAE86トレノを手足の様に操るドライバーは藤原拓海。まだ高校生なのだが、幼い頃より、元ラリードライバーの父からトコトンしごかれ、常人離れしたドライビングテクニックを持っていた。

ハチロクの市場高騰を起こしたマンガ。大学生の頃連載が始まり、峠にハチロクが異常に増えたことを思い出します(笑) 僕はトレノよりレビン、3ドアハッチより2ドアの方が好きです。どうでもエエですね。

さて、溝ひっかけやらなんやら、出来る出来ないは別にして、一応リアリティはありました。いろは坂の「インのさらにイン」は、間違いなく無理でしょうけど。(実際に真似したバカタレがいたそうですが)
将来ラリードライバーになりそうな伏線らしきセリフやら設定やらがありましたが、いつのまにかどっかいっちゃったみたいです。この先出てくるんだか・・・

ジャンプじゃなくても
「人気作品のムリヤリ連載継続」ってのはあるみたいで、コレなんて正にソレです。作者自身も、第1部完=連載終了というつもりだったとか。
それが結局、現状で分かる通り連載継続されたんですが、以降のストーリーは
正直面白くないです。休載も結構多いし、雑誌掲載時もほんの数ページ、しかもセリフ一切無しで峠を黙々と走って次号へ続く、みたいなのも増えました。どうでもエエ話をそんな感じで前後編(中には中編も)に分けたり。前後編併せてもフツーの1話と同じ量。作者のモチベーションの低さが顕著に出てる気がします。
単行本の何巻かは忘れましたが、巻末のオマケで「つまらなくなったらスッパリ(連載を)止める」と作者自身が言ってますが・・・それすら出来ない状況ってことでしょうか。

この作品自体は好きでした。上記の通り、第1部は。これだけなら非常に高評価です。ストーリーとしては★4つ以上は付きます。ただ以降のマンネリ化により評価を格段に下げてます
あと、基本的に峠ってのを否定はしませんが正当化するつもりもありません。リアルレースとなると人気が落ちるらしいですけど、僕はどっちかっていうとリアルレースの方が好きですし。

そういえば、リアリティがある、と書いてる割りには
死亡事故の類は出てません。以降も出ないでしょうけど。過去、池谷君がドカンといってますが怪我で済んだし、車も修理できました。廃車級の突っ込み方したと思うんですけどね。あと名前忘れたけどロードスターでダウンヒルやったヤツ。溝超えのライン真似しようとして引っくり返りました。けどケロッとしてましたね。実際フルハーネスとロールケージで意外と大丈夫だったりするんは間違いないんですけどね。(僕も過去に標識ブチ折ったりコンクリの壁に突き刺さったり、バイクでですが溝に落っこちたりしましたが身体の方は無傷でした。つっても、これも単に運が良かっただけ)
モータースポーツ(峠をこう呼びたくはないですけど)は死と隣り合わせです。フツーに考えれば、今まで登場人物が命を落とさなかったのは神がかり的な幸運に恵まれただけ。特に峠なんて危険のテンコ盛りです。現実への影響を考えるんなら、こういうダークで危険な面こそ出してみても良いのではないでしょうか。(同じヤンマガ連載中の「なに友」は作中で死亡事故が描かれてますし、「湾岸」もそういえばアキオの前オーナーはZで事故死してました)

ちなみにこの人、車やバイクの描写は抜群に上手いんですが、人物はそれほど・・・てことで、車の画力は★4つ半、人物は(「バリ伝」のときよりは幾分マシとはいえ)★3つ。

しかし人気が出過ぎるってのも考えモンですね。
記事最終更新:2007/12/30
















back(作者別  作品別
作品名 バリバリ伝説
作者 しげの秀一
ジャンル バイク
連載誌 週刊少年マガジン
評価 総合:★★★★☆
画力:★★★☆
ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★☆
所有歴 全巻所有(全38巻)
(ストーリー)
主人公・巨摩郡はCB750を駆る高校生。卓越したマシンコントロールでナナハンを軽々と操る。
「誰よりも速く」
ただそれだけを求めて走り続ける。

僕のバイブル的マンガです。この作品でマガジンを読み始め、僕のバイク好きに拍車をかけた作品です。
もちろん初期から知ったのではなく、最初に誌上で見つけたとき、物語は既に第3部のWGP編で、イタリアGPで初優勝するところでした。直ぐにハマって、そこから遡って単行本を買い揃えた記憶があります。今持ってるマンガの中で、一番古い(所有歴が長い)ですね。今後も手放すつもりは全くありません。

頭文字D」でも少し書いてますが、基本的にリアルレースが好きです。がマンガ的にはウケないみたいですね。聞くことろによると、このバリ伝も日本GP(第2部)、WGP(第3部)になると人気が低下していったそうですが、僕は逆に後半にいく程好きになっていきました。
高校時代はとにかくバイク好きで、作中にはガードナー、ローソン、マモラなど実在のトップライダーも実名で出てましたんで、そういう所も大好きでした。そんな中でタイトル争いをする郡にはホントに憧れましたね。マンガの主人公に純粋に憧れたのは、郡だけです。

時々郡と歩惟のラブストーリー的展開が出てきますが、申し訳ないんですがこの作者、
こういうのに向いてないと思います。素直にレースばっか描いてた方がエエでしょう。特に第1部の4耐後の展開(良く分からん軽薄ヤローが出てきて、引っ掻き回す)はクソです。ちなみにその当時の絵も中々イタイです。でも、アメリカGP決勝スタート前のエピソード(ヒールのイメージが付いてしまったグリッド上の郡に観客の1部から物が投げつけられ、それを歩惟が庇う)は好きですね。
あと、、秀吉が死んだ(これはかなりの衝撃事件でした)時はぶっちゃけ泣きましたよ。マジでぇって感じで。郡に憧れてましたが、バイクは秀吉のカタナが好きでした。CBって実物みると結構しょぼかったりします。まぁ昔のバイクですからね。(カタナもそうですけどね。でもカタナのデザインは素晴らしい。先輩は1100乗ってましたが、めっさカッコ良かったです。後にレプリカとして400と250も発売されました。ツレが400乗ってましたが、結構忠実でしたね。が、250はスカです)

ラストはタイトルのかかった日本GPで、最後数ページはスラムダンクみたくセリフなしの進行でした(つっても、こっちの方が遥かに先なんですが) 元々バイクの描写が抜群に上手かったんで、凄く良いラストだったと思います。チェッカーを受けた後のウィニングラップで、そっと両手をタンクに添えるシーン、エエですねぇ。

そういや作中でも郡のレプリカメット云々の話が出てきますが(第2部)、実際にもレプリカメットはありました。現在若しくは過去に活躍したレーサーもバリ伝に影響された方が少なくないそうです。やっぱ偉大だなぁ。

イメージ画像は、残念ながらオリジナル(当時)の画像が見つからなかったんで、再販(新装?)されたものを載せました。つっても、絵自体はオリジナルですけど。
頭文字D」でも書いてる通り、
人物描写はキツイです。初期は特に。でも、その初期の頃からバイクの描写は抜群に上手かったんで相殺。
記事最終更新:2007/12/30
















back(作者別  作品別
作品名 エアマスター
作者 柴田ヨクサル
ジャンル 格闘アクション
連載誌 ヤングアニマル
評価 総合:★★★★
画力:★★★☆
ストーリー:★★★★
キャラクター:★★★★☆
所有歴 全巻所有(全28巻)
(ストーリー)
相川摩季(あいかわ・まき)は都内にある戸的(とまと)高校に通う、一見普通の女子高生。
だが実は彼女こそ、最近街で行われている路上のケンカ=ストリートファイトで連戦連勝を重ねている、空中殺法を駆使する伝説のファイターであった。その名は『エアマスター』
エアマスターの噂は噂を呼び、彼女を倒そうと続々強敵が現れ、ファイター同士の強烈な自己主張もぶつかり合って、今日もストリートファイター達の熱い対決が繰り広げられる・・・

ザックリ言えば「格闘・バトル」マンガですが、そのテンションはズバ抜けてます
バトルマンガとして完成度の高い作品は他にも多数あります。純格闘技系からいわゆるトンデモ系まで種類も様々ですし、例えば「ドラゴンボール」などは絵も上手いし迫力だってあります。
けど、コレは何かが違う。異次元です。他のマンガとはちょっとズレてるような。上手い言葉が見つかりませんが、同じジャンルでありながら単純な比較が出来ない、凄く特殊なマンガです。

パワーインフレ満載だったり、昨日の敵は今日の友的な展開だったり、バトルマンガ特有のものはあります。ともすれば、欠点とされるような部分ではありますが、このマンガ独特のハイテンションで気にならず読み進められる・・・というか、気にしてる暇がありません。大ゴマを頻繁に使って(これもこの作品、というか作者の特徴)、物凄いテンポで突き進んでいきます。シリアス展開が続くと思いきや、突然割り込んでくるおバカな場面も秀逸。(11巻でシゲオを追いかけた摩季をマネして屋上から飛び降りたカイには腹かかえて笑いました)

谷仮面」の所でも書いてますが、
絵は独特で上手いという訳ではありません。多分、好き嫌いは分かれると思います。ただ、それを補って余りあるパワーとテンション、勢い・ノリがあります。
多分、その辺りも関係してると思いますが、摩季をはじめ女性ファイターがスカートでストリートファイトしてるんで、いわゆるパンチラシーンが大量に出てるのに全く色気が感じられません(笑) これも特徴(笑)

そういえば、前作「谷仮面」で登場したキャラも結構出てきます。あの舞台の数年後ってところでしょうか。特に、格闘姉妹の姉・皆口由紀は終盤の主要キャラとして登場。なんだか性格が変わってましたが。

現在ではホントに色んなマンガがあり、メッセージ性が強かったり、泣かせるストーリーのものだったり、ただの娯楽では無いものが沢山あります。コレは、娯楽という部分をトコトン追求した作品だと思います。
記事最終更新:2008/3/17
















back(作者別  作品別
作品名 谷仮面
作者 柴田ヨクサル
ジャンル ギャグ? 学園コメディ? ラブコメ?
連載誌 ヤングアニマル
評価 総合:★★★★
画力:★★★
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
所有歴 全巻所有(完全版:全6巻)
(ストーリー)
主人公・谷はバレー部の島リホコさんに恋するフツーの高校生。そう、極フツーの高校生。常に仮面をかぶっていることと、でたらめにケンカが強いことを除いては・・・

この作者、現在はヤンジャンで「ハチワンダイバー」という将棋マンガを描いてます。でも、フツーの将棋マンガじゃありません。「おっぱいを揉む権利」を賭けて本気で勝負したり、とにかく無駄に熱いマンガです。
そんな作者のデビュー作がこれ。この頃から突っ走ってます。全速力です。力一杯バカバカしいノリはまるで変わってません(笑)
元々、その「ハチワンダイバー」で作者を知って、それが面白かったんで他の作品も読んでみたいと思ってました。「エアマスター」は名前程度は知ってましたがコレは全く知らなくて、どんなもんかなぁとちょっと冒険気味に購入。

最初は1話完結形式で、バカバカしい学校での日常を描いてて完全なギャグマンガですが、段々と「無駄な熱さ」が現れ、格闘マンガっぽくなっていきます。話も1話完結ではなく長編気味に。それでも「おバカなノリ」は全く消えず、谷と島さんのラブコメちっくな展開も織り交ぜ、ある種「何でもアリ」なマンガです。

とにかくキャラが良いです。主要キャラはとにかく個性的で、無駄な使い捨てキャラが殆どいません。初期に出てきた田島や村田などはホントに最後の最後まで出てきたし、チョイ役のキャラも事あるごとにチョロチョロ顔を出してます。

ぶっちゃけると、現在の「ハチワンダイバー」でも
それ程上手い絵ではありません。本作、特に初期は中々キツイです。例えるなら、ハロルド作石の初期(ゴリラーマンの初期くらい)に近いかも。んで、画風が固まってない時代には良くあることですが、連載初期と後期でキャラの顔が全然違う(笑) (ちなみに現在の画風は、次作「エアマスター」で固定されたっぽいですが、ハロルド作石とは全く違ってます)
でも、なんと言うか、あまり気になりません。いや、気にしてはいけません。中身も深く考えてはダメです。とにかくノリと勢いで一気に読むべし読むべし(笑)

ちなみに、ジェッツコミックとしては全12巻ですが、持ってるのは全6巻の完全版。各巻の巻末に完全版描き下ろしおまけマンガ(2〜3ページ)が載ってます。2003年初版発行なので、おまけマンガの画風は限りなく現在のものに近いです。
記事最終更新:2008/3/17
















back(作者別  作品別
作品名 ハチワンダイバー
作者 柴田ヨクサル
ジャンル 将棋
連載誌 ヤングジャンプ(連載中)
評価 総合:★★★★☆
画力:★★★★
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★★
所有歴 8巻まで所有(全巻)
(ストーリー)
表のプロとは違う、賭け将棋をなりわいとする「真剣師」の青年・菅田。
アマ最強と自負し、無敗を誇った彼を倒したのは秋葉原の女真剣師だった。

相変わらずのハイテンションっぷりを見せ付けてる作品です。タイトルの「ハチワン」とは将棋盤のマス目9×9=81のこと。ということで将棋マンガなんですが、タダの将棋マンガではないです。
将棋マンガで思いつくのは「月下の棋士」。こっちも物凄いテンションで、常軌を逸した熱いマンガですが、本作も負けず劣らずトチ狂ってます(笑) 「月下の棋士」とはまた違った、あさっての方向を向いた熱さです(笑)

勿論、将棋そのものはキチンと指してるんですが、元々将棋に詳しくないんで一手一手がどのようなモンかは分かりません。そんな事より「おっぱいを揉む権利」を賭けてみたり、それで勝ったら「揉むと(将棋が)弱くなる」なんて言われたり、勝負に勝ってメイドさんを型に取って等身大フィギュア作ったり、それを大真面目にやってるんだから、もう何が何だか(笑)
とにかく、将棋の事を全く知らなくても全く問題なし。そんな読者の心配などアッサリと置いて突っ走ってくれてます。

そんなナイスなアクションをぶちかましてくれるキャラも、揃いも揃ってキワモノばっか。主人公・菅田が初めて負けた相手というのがアキバの受け師と呼ばれる女性棋士(真剣師)なんですが、何故かメイド。そして不思議なことに、それが本作の舞台に妙にマッチしてます。メイドが合う将棋マンガってなんやねん(笑)
更に不思議なのは、元々上手い絵ではないのに、この受け師さんが何故か可愛く見えてくる(笑) 正に摩訶不思議です。何と言うか、異常なまでのハイテンションに侵されてる感じ。
こんな感じでマヒしてるんで、画力は★4つ付けてます(笑)

もう、何でもエエから読んでみなって感じですね。
ただ、柴田作品は連載誌上で毎週チマチマ読むよりも単行本で一気に読む方が良いと思います。飛び抜けたハイテンションっぷりを堪能するにはソレが一番。
記事最終更新:2008/8/25
















back(作者別  作品別
作品名 APPLE SEED(アップルシード)
作者 士郎正宗
ジャンル SF
連載誌 -----(単行本書き下ろし作品)
評価 総合:★★★★★
画力:★★★★★
ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★☆
所有歴 全巻所有(1〜4巻+コミックガイア版)
(ストーリー)
第五次大戦後、国家や情報網は破壊され尽くし、SWAT隊員デュナン・ナッツと、全身をサイボーグ化したデュナンの同僚であるブリアレオス廃墟となった無人都市に隠れ住んでいた。他にどれぐらい人間が生き残っているのかも分からない状況の中、突然来訪した若い女性・ヒトミによってオリュンポスへの移住を持ちかけられる。最初はこの誘いを疑う二人だったが、警察官(SWAT)として復職できる望みから、オリュンポス入りした二人を待っていたのは、戦後世界とは信じられないほど、清潔かつ高度で豊かな都市だった。

士郎正宗先生のメジャーデビュー作品です。(ちなみに、1巻初版は1985年) 後に発表された「攻殻機動隊」と併せて、ファンの間でも高い人気を誇る傑作です。雑誌連載せず、単行本のみの発行で4巻まで発売され、その後コミックガイアという雑誌で連載されましたが諸般の事情で中断、そして作者自身が
未完のまま凍結宣言してしまいました。(つっても、発表した殆どの作品が未完なんですが・・・)
そんな感じなので、未完ではあるけど単行本としては一応全4巻、コミックガイアで連載していたものが「コミックガイア版」として1冊、という形になってます。この他にもデータブック、小説(著者は違うけど原作は士郎正宗先生)などもありますが、そこまで金がないので買ってません。

舞台としては、得意?の近未来(22世紀)。で、データブックによると、「攻殻機動隊」と同一時間軸の物語らしいです。つまり、「攻殻」の未来がこの「アップルシード」ということ。まぁそんな知識はどうでもエエんですが。
単行本書き下ろし作品ということもあり、1冊で1つのストーリーが展開されていきます。当然各巻毎に相関があり、いきなり3巻、4巻だけ読むってのはあまりお勧め出来ませんが。

相変わらずコマの描き込みは凄いです。人物描写は、流石に古い作品なのでそれなりですが、背景とか機械関係は物凄く綿密です。セリフなどは非常に特殊な専門用語がポンポン出てきて、且つ舞台背景・人物相関など説明的なもんがかなり少ない(作者がそういうの嫌いらしい)んで、「考えながら読む」事が必要になってきますが、それがまたこの作品を面白くさせてます。こういうのを受け入れる事が出来るかどうかがが評価の分かれ目なんでしょう。
欄外注釈は「攻殻機動隊」ほど多くはないです。

僕は、全ての作品がそうですが、1回流し読みして2回目に本腰入れてジックリ読むクセがあります。大抵の作品は1回目で舞台・背景・人物など把握出来るので、2回目もそれほど時間がかかりませんし読まない事も多いです。内容が薄いとまでは言いませんが、それに近いもんがあるかも。が、士郎作品はどれも2回目どころか3回、4回と読み直します。
とにかく深い作品で「考える」ことが出来る人向けなので、決して万人向けではありませんが、お気楽・単純なマンガに飽きた人どうですか?
記事最終更新:2008/1/11
















back(作者別  作品別
作品名 攻殻機動隊
作者 士郎正宗
ジャンル SF
連載誌 週刊ヤングマガジン(海賊版含む)
評価 総合:★★★★★
画力:★★★★★
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★★
所有歴 全巻所有(1〜2巻+1.5巻)
(ストーリー)
時代は21世紀、第三次核大戦と第四次非核大戦を経て、世界秩序は大きく変化し、科学技術は飛躍的に高度化した。その中でマイクロマシン(作中ではマイクロマシニングと表記されている)技術を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及した。その結果、多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代が到来した。
人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に防ぐ内務省直属の攻性の公安警察組織、公安9課、通称"攻殻機動隊"が組織される。

士郎正宗作品といえば本作を一番最初に連想する人も多いんじゃないでしょうか。近未来が舞台、素晴らしく緻密な描写、奥深いストーリー、ヘビーな題材など、大友克弘先生の「AKIRA」に通じるものがあると思います。

この単行本はちょっと特殊で、
「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」
「攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE」
「攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER」
の3冊があるんですが、他の作品の様にストーリーが続いてるわけではなく、「攻殻機動隊」という名前を関していますが、それぞれが独立した作品となっています。また、それぞれの巻の中身も、基本的に1話完結の単独した話が数話掲載されてます。といっても、時間的なものを含めて大まかな流れは各話連結しています。

「THE GHOST IN THE SHELL」のラストで素子が「人形使い」と融合、擬体を替え(死んだ事にした?)9課を去ります。で、続く2巻はそれから4年後の後日談という設定です。
1.5巻は、単行本未収録のエピソード4話を掲載(時間軸は、基本的に1巻の後)してます。で、特徴的なのはCD-ROM付属で、それにはe-manga(様は電子コミック。中身は上記4話)とスクリーンセイバーなどが入ってます。こんなんが付いてるんで、価格も\2,500と、単行本にしては高め・・・これについては賛否ありますね。まぁスクリーンセイバー使ってますが(笑)

1巻はアニメ映画化もされてます(攻殻機動隊アニメの第1弾)。どちらかと言うと、アニメの方が理解はし易いかもしれません。素子のキャラが若干違うのは好みの問題でしょう。(原作はアニメより若干軽い性格) 以降の2巻、1.5巻で描かれた設定の幾つかも、その後のアニメ(STAND ALONE COMPLEX / - 2nd GIG)で使われてたりします。

さて、この作品、何と言っても画力が凄い。物凄く緻密です。気が狂うくらい細かい所まで丁寧に描いてあり、作者が自分で「遅筆」と言っていますが、こんだけ描けばそうなるでしょう。納得です。特に2巻のカラーページ(全ページの半分近くがカラーになってます)は物凄く綺麗です。「画家」と評したきたがわ翔先生とはまた違ったタイプです。
内容も
ハンパなく難解で、1度読んだ程度で全て理解出来るとは思えません(特に2巻)。 1巻はアニメを見てる分、まだ理解出来ましたが。ジックリ時間をかけて読む事をお勧めします。そうすれば、段々と攻殻ワールドにハマっていくこと間違いなし。

尚、この3冊以外にもアニメコミックなどもありますが、集め出したらキリがないので自粛してます。本音を言えば全部集めたいんですけどね。んな金無いです。


***(2008.3.17追記)***
2008.3.13に「攻殻機動隊1.5」が純粋な単行本として発売されました。内容は、e-manga版収録話と全く同じ。但し、アニメシリーズ(STAND ALONE COMPLEX)のシナリオプロット(サンプル)が数話と、タチコマなどのキャラ設定画、カラーイラスト、各種設定資料などが追加されてます。で、約400Pの厚さ。
e-manga版持ってるくせに、この単行本版も買っちゃいましたが、十分満足です。
記事最終更新:2008/3/17
















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作品名 仙術超攻殻ORION
作者 士郎正宗
ジャンル SF?
連載誌 コミックガイア
評価 総合:★★★★★
画力:★★★★★
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★★
所有歴 全巻所有(全1巻)
(ストーリー)
星暦52年。人口256億をかかえる大銀河人民帝国は、その限りなき欲望と人々の邪念で崩壊の危機を迎えていた。ディテール複雑さを旨とする仙術「金剛龍法」の大家ヘビメ博士はこの帝国の危機をのりきる為、九頭炉の術で人々の邪念をたばねて焼こうと試みる。天体運行力などを扱う仙術「天台龍法」の大法師フゼン道人は九頭炉の術の欠陥と危険性に気付きヘビメの計画を阻止するべく暗黒神スサノオを召還し、盗んだ九頭炉の魔方陣を娘に写すが・・・

コミックガイアで連載されていた作品ですが、これも
未完で凍結状態です。てか、「アップルシード」ん所でも書いてますが、完結してる作品ってのがないんですよね・・・

さて、ジャンルは・・・何でしょう? カバー裏を見ると「スーパーオリエンタルファンタジー」と書いてありました。
ファンタジーってぇと、剣・魔法とかなんでしょう。これもその類で、「オリエンタル」と付いてる様に、神話(日本神話・クトゥルー神話など)のエッセンスが散りばめられてます。
が、そこはサイバーな士郎作品、一筋縄ではいきません。「アップルシード」「攻殻機動隊」の近未来SFも難解ですが、このオリオンはそれ以上に難解と感じました。
まず世界観(舞台)を把握するのに結構な時間がかかりました。フツーのファンタジーマンガならオープニングで世界背景とかが説明されたり、予備知識的な解説や説明的なセリフが出たりするもんなんですが(士郎先生の他作品も、注釈は多々存在し、説明的セリフも多いとは言えないまでも理解を補助する程度には存在)、コイツにはそれが極端に少ない。とにかく考えて考えて、ひたすら考えて読む必要があります。
アップルシードのコミックガイア版に、単行本未収録の「オリオンノート」と「オリオン辞典」ってのが掲載されてて、それと併せて読み進めました。
まぁそんな感じで、実は今でも完全に理解してる訳じゃなく、レビューもヘッタクレも無いんですが。
それだけに、何度も読んでしまう作品です。
記事最終更新:2008/1/11
















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作品名 DOMINION(ドミニオン)
作者 士郎正宗
ジャンル SF、ポリスアクション
連載誌 月刊コミコミ、コミックガイア
評価 総合:★★★★★
画力:★★★★★
ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
所有歴 全巻所有(全2巻:無印+C1)
(ストーリー)
近未来のニューポート市で警察線車隊の一員として活躍するレオナ。パートナーは小型タンク・ボナパルト。
今日も悪党たちとの戦いが繰り広げられる・・・

全2巻としてますが、これもまた正確には
未完終了作品です。
そして単行本の方も、月刊コミコミで連載されていたものがいわゆる無印版、その後、「アップルシード」が休載したコミックガイアで続編となる「コンフリクト編」ってのを連載。これを単行本化したものが「C」と呼ばれ、一応その2冊が出ている状態です(多分)。(尚、コンフリクト編の1巻ってことで「C;1」と表記されます)
ちなみにコミックガイア休刊に伴い連載も中断、結局前述の様に未完となるわけです。

相変わらずのサイバーな世界ですが、「攻殻機動隊」程ではなく、よりコメディタッチで描いたポリスアクションなので、意外と読みやすいかもしれません。主人公のレオナは、全作品の中では一番はっちゃけてる主人公やとと思いますし。
が、いくらコメディタッチといってもやはりそこは士郎作品。なめてかかると手痛いしっぺ返しを食らいますが・・・

で、無印とC1ですが、一応続いてる作品ではあるものの、細部の設定が違ってたりします。なので厳密な意味での続編ではない気もしますが、細かいことは気にしない(笑)
絵の方も、例えばパラパラっとめくった程度でもクオリティの違いがハッキリと分かるくらいにC;1の方が上手いです。勿論、無印も十分な画力ですが、C;1がそれ以上に凄いという意味。

そんな事はさておき、絵や内容、とっつき易さなどトータルすると、もしかしたら士郎作品の中で一番お勧め出来る作品かも知れません。

そういえば、無印が連載されてたのは白泉社、C;1は青心社。当然それぞれから単行本化されてますが、僕の持ってるのは両方青心社出版のものです。画像も無印版ですが青心社出版のものです。だからどうしたと言われれば別にただそれだけなんですが(爆)
記事最終更新:2008/3/4
















back(作者別  作品別
作品名 ブラックマジック
作者 士郎正宗
ジャンル SF?
連載誌 コミックガイア
評価 総合:★★★★☆
画力:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
所有歴 全巻所有(全1巻)
(ストーリー)
軍の暗殺用アンドロイド2体が輸送機の墜落により逃走。特殊部隊により一体は捕獲され自爆するが、もう一体のM-66は市街に侵入。やがてM-66がテスト用にデータ入力されていた開発者の孫娘フェリスを狙っている事が判明する。事件を追っていた女性ジャーナリスト・シーベルは、成り行きからフェリスを庇ってM-66と対決する事になる。

士郎正宗先生の初期作品集です。
実はまだ流し読みしかしてないのでレビューはcomming soonということで。。。

→てなわけで、2回ほど読みました。珍しく、プロローグで時代背景の説明があるので、他作品ほどではありませんが、これもサイバーで難解です。出てくる単語群は、後の「アップルシード」などに共通する部分が多々あり(コンピュータによる制御・支配、バイオロイドなど。但しコッチの舞台は金星)、後発作品の練習として読んだらエエんじゃないかと。勿論内容も十分面白いですし。
作品集といっても、短編集という訳ではないです。が、各話はそれぞれ単独でも十分読める様になってて、要は幾つかの短編が集まって、1つのストーリーを構成している感じでしょうか。

この単行本自体は1985年初版ですが、作品自体が誕生したのは1983年です。実に25年前。にもかかわらず、その内容は今でも十分通用します。絵は流石に古さを隠せませんが。背景、機械類はそうでもないんですが、キャラが何と言うか、
一昔前の少女マンガみたいな。(調べてみると、初期は松本零士先生の影響があるとかないとか。確かに女性キャラはメーテルっぽいかも)

で、これが重要。本作品は数ある士郎正宗作品の中で、「完結」している数少ないモノです(笑)
絵柄(キャラのビジュアル)に違和感感じなければ、お勧めの1冊です。
記事最終更新:2008/1/12
















back(作者別  作品別
作品名 3年奇面組 / ハイスクール奇面組
作者 新沢基栄
ジャンル ギャグ
連載誌 週刊少年ジャンプ
評価 総合:★★★☆
画力:★★★☆
ストーリー:★★★☆
キャラクター:★★★★
所有歴 数冊所有、その後紛失
(ストーリー)
-----(非常に書き難いです)

「ハイスクール気面組」でアニメ化もされました。主題歌は「うしろ指さされ組」でしたっけ?おニャン子クラブの。エエ、ぶっちゃけると、
当時好きでした。高井麻巳子(←字あってる?)バンザイ。

で、作品はというと、ドタバタギャグ・コメディで、非常に好きでした。
キャラのネーミングも面白かったし、2頭身になってちょこまか動き回るキャラクター(奇面組の5人)は見てて楽しかったです。
基本的に1話完結タイプの連載だったので気軽に読めたのも良かったです。
ただ、この作品もジャンプの悪癖の毒牙にかかったようですね。(ムリヤリ連載継続)

最後の夢オチって結末は・・・ん〜世間では賛否両論な真っ二つなんですが、アレはアレで有りじゃないかと。
夢オチのマンガは結構ありますが、「許せるタイプ」だと思ってます。エラそうですいません。
記事最終更新:2007/12/30
















back(作者別  作品別
作品名 ガッデム
作者 新谷かおる
ジャンル モータースポーツ(ラリー)
連載誌 ビッグコミックスペリオール
評価 総合:★★★☆
画力:★★★
ストーリー:★★★☆
キャラクター:★★★☆
所有歴 全巻所有(全5巻)
(ストーリー)
日本人ラリードライバー・轟源が最高峰のWRCに挑む。

恐らく珍しい部類にはいると思われる「ラリー」、しかも「WRC」を題材にしたマンガです。
作者は、エリア88などでカルトな人気を博した新谷かおる先生。元々少女マンガ志望(実際にデビューは少女マンガ)なだけに、人物描写はちょっとアレです・・・古い作品ってこともあるんでしょうけど。

が、中身はかなり真面目。多少トンデモな展開もありますが、十分許容範囲。何より、ラリーという競技がキッチリと描かれているのが素晴らしい。一般的なウケで言えば、公道でやんちゃする走り屋系の方が良いでしょうし、実際、「頭文字D」や「湾岸ミッドナイト」に慣れた人には合わないでしょう。が、そんなのに飽き飽きした人や競技に関心がある人(まぁぶっちゃけると僕なんですけど)には合うと思います。

出てくる車は、基本は現実にもある車。物語終盤からは、架空のメーカー・車が出てきますが、どちらも描写もそこそこしっかりしてます。

今読むと、色んな意味で新鮮かもしれませんが、万人にお勧めは出来ないような・・・
記事最終更新:2008/5/16
















back(作者別  作品別
作品名 ペルソナ3
作者 作画:曽我部修司 / 原作:アトラス
ジャンル アクション?(RPG)
連載誌 電撃魔王(連載中)
評価 総合:★★★☆
画力:★★★★
ストーリー:★★★☆
キャラクター:★★★☆
所有歴 4巻まで所有(全巻)
(ストーリー)
幼い頃に事故で両親を失い、親族に引き取られて郊外へ移り住んでいた主人公は、10年ぶりにかつて住んでいた街を訪れる。だが彼は、入居した学生寮が怪物("シャドウ")の襲撃を受けたことで、図らずも"ペルソナ"を覚醒する。
その能力を見込まれる形で、同じくペルソナ能力を持つ仲間達から世界の裏に横たわる真実について知らされることになる・・・(PS2 ペルソナ3 取説より抜粋)

そのままズバリ、アトラスのPS2用RPG「ペルソナ3」のコミカライズです。
掲載誌の電撃魔王ってのは知らないんですが、どうやら「ゲームの情報誌」且つ「ゲームのコミックやノベルを連載」している雑誌みたいです。ふーん(興味なし)
とりあえず「ペルソナ3」が好きやったんで、たまたま見つけたコレを買ってみました。

元々、主人公(プレイヤーキャラ)視点のゲームをコミカライズしてるので、マンガ上で主人公キャラはどういう動きをするんかな?と思いましたが、まぁフツーです。特に違和感はありません。まぁ、ゲームでは主人公の名前はプレイヤーが決めるのに対し、コミック版では「有里 湊(ありさと みなと)」という名前になってましたが。

・・・が、それ以前に問題が・・・
ハッキリ言って、
ゲームを一通りやってなきゃ、サッパリ分かりません。やってて(結構やり込んでて)辛うじて話の展開が分かる位です。とにかく尋常じゃなくストーリーが分かり辛い。ストーリーは、原作のデフォルトの道筋をなぞってはいますが(原作自体、基本は1本道の話)、ダイナミックに削ったり、主要キャラ登場の順番を入れ替えたりしてるんで、原作未プレイの人がこの話を理解するのは不可能です。(特に3巻は酷い。風花が仲間になるイベントの後、いきなり修学旅行直前までジャンプ。その間、理事長の正体発覚→美鶴の父の死&ゆかりの父のメッセージ等の重要イベントはサックリ削除。けど物語ではそれらが発生している状態で進行している為、予め知ってないと何のこっちゃか分からん)
これは1つのマンガとしては
致命的欠点ですね。

まぁ、これ読むのはゲームをやって、ハマった人だけやと思うんで、問題ないといえば問題ないかもしれませんが。
で、良い点を挙げるなら、原作(ゲーム)のキャラデザインをかなり忠実に再現している所でしょうか。画力は高い部類に入ると思います。
それだけ・・・とも言えますが。。。

原作(ゲーム)未プレイの方には絶対的にお勧め出来ません。プレイ済みの方も、特に読む必要はないでしょう。
得点はかなり甘め。本来なら★2つ半がエエとこでしょうが、原作好きなんで。
記事最終更新:2008/9/21
















back(作者別  作品別
作品名 capeta カペタ
作者 曽田正人
ジャンル 車(カート→フォーミュラ)
連載誌 月刊少年マガジン(連載中)
評価 総合:★★★★☆
画力:★★★★★
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★
所有歴 17巻まで所有(全巻)
(ストーリー)
幼い時に母を亡くした平 勝平太(かっぺいた・通称カペタ)は、仕事が忙しい父に対して気丈にふるまうものの、退屈な日々を過ごす小学4年生。カペタの唯一のあこがれといえばかっこいいクルマ・・・
そんなある日、父が仕事先から持ち帰った“ある物”がカペタの運命を大きく変えることになる

フォーミュラでのリアルレースを扱ってて、数ある車系マンガの中では珍しい系統だとと思います。(他の殆どは公道メイン)
現実世界にある競技関係、特にこういったレース関係をテーマにすると、何かと制限が付くからそういう作品が少ないんじゃないかと思ってます。自由度が極端に減りますから。もちろん完全無視して、思いっきりフィクションで固めるってのも1つの手法だと思いますが、これはそうせず、あくまでリアリティに拘ってます。そのリアリティというのも実際のレース関係者から好評のようです。基礎がしっかりしてるというか、基本を分かってるというか
なのでこの作品は凄く好きです。これでフォーミュラじゃなくてハコレースだったら更に良かったんですが。(フォーミュラ自体は実はあまり好きじゃないんです、僕)
もしこれで、リアリティの欠片もないような作品だったら見向きもしなかったでしょう。(ちょい前にジャンプでF1を題材にしたクソマンガがあったらしいです。カペタのような基本やらなんやらは一切皆無、話もワケワカ状態でスコーンと打ち切りになったみたいですけど。)

主人公(カペタ)やライバルのナオミは作者お得意?のいわゆる天才肌のキャラ(もちろん相応の努力もしてる)です。別作品の「」もそうですけど、ホントのこういう熱いキャラ(←褒め言葉です。念の為)を描くのが上手いですね。
カペタは(ナオミもそうでしょうけど)将来的にはF1パイロットになるんやろなぁ。作者がF1好きやからしょうがないけど、ハコレースの作品描いてくれんかなぁ。。。なんて思ってたりします。ハコやったらやっぱSuperGTでしょうね。作中で少しだけレクサス(新河が乗る)が出てきましたし。

絵は何かこう、情熱的です。(勿論良い意味で) マシンの描写もリアルですし、キャラの心情とかも凄く良く表現されてて、車関係の作品では文句なしにNo.1、全体でもトップレベルの作品だと思ってます。
読んだら自分の子供に(って、まだいませんが)カートやらせたくなります(笑)
記事最終更新:2008/8/25
















back(作者別  作品別
作品名 昴-スバル-
MOON 昴 ソリチュード スタンディング
作者 曽田正人
ジャンル ?(クラシックバレエ)
連載誌 ビッグコミックスピリッツ(MOONとして隔週連載中)
評価 総合:★★★★
画力:★★★★☆
ストーリー:★★★★
キャラクター:★★★★
所有歴 昴:全巻所有(全11巻) / MOON:2巻まで所有(全巻)
(ストーリー)
病床にふす双子の弟の前で、日々の出来事を踊り続ける少女、宮本すばる。過酷な日常と大きな哀しみが、彼女の才能を育んだ。
その後、弟の病死がトラウマとなるものの、バレエの才能が開花し・・・

バレエを扱ってますが、コレってジャンルは何でしょう? スポーツとはちょっと違う気がするし・・・
ま、そんな事はどうでも良く、これは「capeta」の前にスピリッツで連載されてた作品で、完結ではなく長期休載となっていたものです。「capeta」の方も長期連載になり、本作の再開が危ぶまれてましたが無事?に再開されました。(休載期間は約5年) ただし「MOON 昴 ソリチュード スタンディング」ってタイトルで再開したんで、次の新刊は1巻として出るかも。なので、「続刊?」としてます。→2月末に遂にMOONとして第1巻が発売されました
元々存在は知ってたし、世間の評価も高く面白そうやったんで買ってみました。

主人公の幼少期(小学生)からスタートし(プロローグ的な味付け)、暫くして一気に成長し物語の本編に突入、という構成は「capeta」と同じ。内容の方も、主人公がズバ抜けた才能を持った天才、但し環境的には決して恵まれてないってなところなんか同じです。つっても、コッチの方が先ですが。

題材の「クラシックバレエ」は、僕自身サッパリ分かりません。観たこともないし。けど、この作品を見てちょっと興味が出てきました。とにかく惹きつける描写が上手い。絵柄も、もちろん現在と比べれば劣ってる部分は多少はありますが(特に初期の頃は、何だかタコ人間みたいな手足になってる)、表現力についてはこの頃から素晴らしいものがあると思います。特に各キャラの表情は何とも言えない迫力があります。作中では、すばるのダンスを見て鳥肌が立つシーンが頻繁に出てきますが、その時のすばるや見ているキャラの表情が非常に上手いです。
んで、その主人公のすばるなんですが、ちょっと唯我独尊入ってて、ヒロインとしては性格が・・・てな所はありますが、まぁ天才ってのはこういうもんなんでしょう。作中でも「自分の娘だったら
ハリ倒してやりたい性格」「人間としては最悪」ってボロクソです。だけど「ダンサーとしては極上」なんて言われてます。そんなワガママヒロインなのに、それでも人を惹きつける。そういう描き方がキッチリと出来てるから読者も読んでて作品に引き込まれるんやと思います。

*****
本屋を駆け巡って、MOONの1巻を購入しました。相変わらず唯我独尊なすばるですが、惹きつける魅力は更に磨きがかかってます。ちなみに今度の舞台はドイツ。作中の吹き出しはとうぜん日本語やけど、実際はドイツ語なんやろなぁ、なんて下らん想像をしてみたり(笑)
記事最終更新:2008/3/3
















back(作者別  作品別
作品名 め組の大吾
作者 曽田正人
ジャンル ヒーロー?
連載誌 週刊少年サンデー
評価 総合:★★★★
画力:★★★★
ストーリー:★★★★
キャラクター:★★★★
所有歴 全巻所有(全20巻)、その後ヤフオクにて売却
(ストーリー)
幼いころ火事の現場から消防官に助け出され、消防官に憧れていた朝比奈大吾は、高校卒業後消防官になった。半年間の研修を終え配属されたのは「めだか浜出張所」。めったに火事が出ない所から通称”め組”の異名をとる出張所である。
毎日のんきに仕事をする他の消防官に幻滅する大吾であるが、初めての現場で仕事の怖さと共に、彼らが鍛えぬかれたプロであること、人名救助の喜び等を知り自分も真のプロになることを誓うのであった・・・。

消防士(レスキュー)が主人公の作品。敢えて「ヒーロー物」というジャンルにしてみました。
災害現場から被災者を救助するレスキュー隊。救助された方から見れば、やはりそれは「ヒーロー」以外の何者でもないでしょうし、作中で主人公の大吾は何人もの人を助け出してます。
そして、ヒーロー物の宿命とも言うべき設定がパワーインフレ。まぁ敵がどんどん強くなっていくんですが、ここでの敵とは災害。そして本作も大吾が遭遇する災害はどんどんスケールアップしていってます。そんな意味でも、ヒーロー物というジャンルは当たらずとも遠からずといったところでしょう。
幸いにもリアルで災害に遭った事は無く、作中における現場などがどこまでリアリティを持ってるかなどは分かりません。が、曽田先生の描写力も手伝ってか緊張感は伝わってきますし、助かった時の安堵感も感じることが出来ます。ひとつのエンターテイメントとして楽しめたのは、やはり「実際の災害」を知らないからかもしれませんが。

大吾は、他作品の例に漏れず、ある種の「天才」として描かれてます。周囲を巻き込んでしまうトラブルメーカー的なところもあるけど、人を惹きつける力を持った男。フィールドは全く違うけど、「」の主人公であるすばるのベースとも言えるかもしれません。大吾を形成する色んな要素がすばるにキッチリ引き継がれてます。

ラストは、時間軸が一気に飛び、各々が成長した場面となるのですが、ここで愛犬ジルとの会話のシーンが描かれてます(といっても、夢の中で) そこで世界のヒーローとなった大吾に「"伝説の救助隊員"の最初の要救助者はこのわたしなんだからね」と言ってます。
大吾がレスキュー隊(正確には最初は消防士)を目指したのは、幼い頃ジルを助けようと火災に巻き込まれ、そこを消防士(その後、上司となる五味)に助けられたからなんですが、締めでこういう風に使ってくるとは。
他にも、大吾と悪友?の甘粕を「二人のA(エース)」と称してます。"A(エース)"とは二人のイニシャル(大吾の苗字は朝比奈)でもあり、スポーツで用いられる"中心人物"の意味も持ってるでしょう。
ジルも甘粕も連載初期から登場してたキャラなので、ここまで計算されてたんやったら中々凄いんでは。仮に後から思い付いたもんやとしても、ちょっと感心しました。

しかし毎度の事ながら、曽田作品は読んでて熱くなります。

***(2008.3.24追記)***
本棚整理の為、売却しました。出品して、売れなきゃそれでそのまま持ってようと思ったんですが、売れちゃった。
記事最終更新:2008/3/24
















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作品名 銀魂
作者 空知英秋
ジャンル ギャグ
連載誌 週刊少年ジャンプ(連載中)
評価 総合:★★★☆
画力:★★★☆
ストーリー:★★★☆
キャラクター:★★★★
所有歴 22巻まで所有、その後ヤフオクにて売却
(ストーリー)
江戸では、突如宙から舞い降りた異人「天人」の台頭と廃刀令により侍が衰退の一途をたどっていた。しかし一人、侍の魂を堅持する男が…。その名は坂田銀時。甘党&無鉄砲なこの男が、腐った江戸を一刀両断…するかも?

ジャンプ連載中の作品で世間の評価が高いのでセットで中古購入してみました。

タイトルしか知らなかった時、実はジャンルが分からなかったんですが、ヤフオクでみると「ギャグ」のカテゴリーに出品されてたんで、ちょっとビックリしました。
で、読んでみたら中々面白く、僕の評価も同じく、現在の週刊ジャンプ作品の中では一番の好評価を付けてます。まぁ他の作品全てを読んだ訳ではありませんが。
(かといって読みたいとも思わんし)

素直におもろいです。色んなパロディを含めたギャグ(セリフ)も秀逸で、時々シリアスストーリー(大体バトル)になるけど、ストーリー完結後もそのままジャンプの悪癖に乗らず、いつものギャグ路線に戻るのも個人的に好感度大です。
絵は飛びぬけて上手い訳ではないけど、かといって下手って訳でもなく。中の上といったところでしょうか。

最近(つっても単行本上で、ですが)バトル物の長編の頻度が多くなってきてる気がします。ホントは1話完結のギャグ路線のまま突き進んで欲しいんですけどね。
現在ジャンプ連載中の作品で、唯一単行本を買い続けると思われるものです(ジャンプ自体は読む気なし)が、万が一バトルマンガに移行したらサクッとヤフオク行きです。

空知先生、担当編集者さん(最近変わったらしい)、マジたのんます。



最新巻(22巻)を買って読んだんですが・・・なんというか、息切れしてるというかネタ切れというか、ぶっちゃけると
おもんないです。別にシモネタに抵抗はないんですけど。なので、評価もちょっと落としました。長期連載ってのがいかに難しいかってことでしょう。
上記で「バトルマンガになったらヤフオク行き」と書きましたが、それ以前につまらんと感じるようになったんで、サクッと売り飛ばしました。
記事最終更新:2008/2/16